知っていると役に立つシリーズの記事の中でも当カウンセリングが重要視しているのが「神経可塑性(しんけいかそせい)」です。

脳の治癒力は他の器官と異なり、自己修復しないと考えられていましたが、最新の研究では自己修復し、機能を改善する能力を持つことがわかってきました。

脳は「可塑性」を持つということです。

この仕組みを知っているとカウンセリングを行っていく上で、生きていく上で非常に役に立ちます。

専門的な内容もありますが、できるだけわかりやすくお伝えできるように説明していきたいと思います。

神経系のしくみ


神経系は、脳と脊髄からなる「中枢神経系」と中枢神経から末梢に伸びる「末梢神経系」があります。

中枢から末梢に伝える「運動神経」、末梢から中枢に伝える「感覚神経」、無意識的・自動的に働く「自律神経」があります。

File:TE-Nervous system diagram.svg
全身の神経系(引用:File:TE-Nervous system diagram.svg)

神経は、ニューロンとグリア細胞によって構成されています。

ニューロンは、中枢から末梢に、末梢から中枢に電気信号(情報)を伝達しています。

ニューロン同士の接合部はシナプスと呼ばれ、神経伝達物質を介して伝達が行われます。

刺激があるとニューロンが興奮し、シナプスを介して伝達されていきます。

以下の画像の赤みがかった大きな神経細胞がニューロンです。水色の髄鞘に保護されて伸びた線上になっている部位を軸索といいます。上部に丸で拡大された場所に描かれているのがシナプス(Synapse)です。ここに描かれていないですが、グリア細胞というニューロンを保護したり、栄養を与えたり、老廃物を除去する大切な働きをする細胞もあります。

神経細胞の構造図 

可塑性とは


神経可塑性の説明に入る前に「可塑性(かそせい)」について説明していきます。

可塑性(英語:plasticity)とは、合成樹脂のプラスティックのように物体に刺激を加えると変形し、刺激がなくなってもその痕跡がそのまま残りますが、適切な刺激によって再度変形する現象を指します。

プラスティックを例にすると熱を加えると柔軟性をもって変形し、冷めると固まります。固まって硬直化しても再度熱を加えると柔軟性を持って変形します

神経可塑性とは


神経可塑性(英語:synaptic plasticity)とは、外界から入ってきた刺激に対して神経系が構造的・機能的に変化する性質です。

ようするに活動や心的経験に応じて、脳が自らの構造や機能を変える性質のことだ。

「脳の可塑性」という言葉で表現されることもあります。

可塑性が起こる神経系とは、

・脳・中枢神経
・ニューロンの軸索や樹状突起
・シナプス
・神経伝達効率
・伝達物質

です。

中枢神経の構造的・機能的な変化は「中枢神経可塑性」、ニューロンの変化は「ニューロン可塑性」、シナプスの変化は「シナプス可塑性」と呼ばれます。

経験によって学習し、その関連する神経が強化されたり、新生されたりすることで次回以降の経験がよりスムーズになります。

逆に初めて行う体験は神経系の学習が行われていないため、なかなか上手にできません。

車の運転がわかりやすいですが、はじめての運転ではアクセルやハンドルを気にしないと実際の動作につながらないですが、運転を重ねるとあえて意識しなくても運転できるようになります。

このように成功パターンを学習し、再生しやすくしていますが、失敗パターンも同様に学習し、再生してしまいます。

スランプなどはこのような原理で学習され、神経的にも再生されやすくなっている可能性があります。

2000年のノーベル生理学・医学賞は、「学習することにより神経細胞間の結合が増加される」ことを実証した研究に与えられました。

この研究に関与したエリック・カンデルは「学習には、神経構造を変える遺伝子のスイッチをオンにする効果がある」ことを示しました。

神経可塑性の原理は、同時に発火するニューロンがお互いの結束を強める経験の繰り返しによって処理するニューロン間の結合を強化し、ニューロンの構造的変化をもたらします。

逆に長い間経験を中断すると対応する結合は弱まり次第に消失へ向かっていきます。

ようするに「よく使用する神経は強化され、使わない神経は弱化」する特性があります。

発達期には、軸索が伸び新たな結合や繋ぎ換えが行われ、複雑なネットワークが形成される時期です。神経回路の再編と「シナプス可塑性(英語:synaptic plasticity)」が顕著です。

大人になっても既存のシナプス結合強度を変化させる「シナプス可塑性」による変化が行われています

神経の損傷が行われた場合もそれを代償するように脳や神経における可塑的な変化があります。「傷ついた神経回路は修復されない」「神経は新しく新生されない」と信じられていましたが、最新の研究では、神経回路は修復され、新しい神経細胞も生まれることがわかってきました

神経可塑性によるニューロンの変化(引用:神経可塑性と認知 COGNIFIT

ヘッブの神経可塑性


カナダの心理学者ドナルド・ヘッブは、神経活動における「cell assembly(細胞集成体)」という概念を打ち立て、現在の神経可塑性の基礎になる仮説「ヘッブ則(ヘブ則)」を提唱しました。

「細胞Aの軸索が細胞Bを発火させるのに十分近くにあり、繰り返しあるいは絶え間なくその発火に参加するとき、いくつかの成長過程あるいは代謝変化が一方あるいは両方の細胞に起こり、細胞Bを発火させる細胞の1つとして細胞Aの効率が増加する。」 

ドナルド・ヘッブ

ようするにニューロンが次のニューロンを発火させるとその結合は強まるということです。

このような結合により神経伝達が行われ、学習の再生や記憶の保持が行われています。

ニューロンとニューロンをつなぐシナプスが持続的な刺激などにより信号伝達効率が変化することを提唱し、現在の「シナプス可塑性」の基礎となっています。

ヘッブの法則と、この学説が発表されて20年以上も経過した1973年BlissとLømoの研究、1997年Markramらの研究により以下のような現象が発見されています。

◎シナプスの伝達効率が増加する現象「長期増強(Long-term potentiation:LTP)」
◎伝達効率が減少する現象「長期抑圧(long-term depression:LTD)」
◎シナプス前細胞とシナプス後細胞の発火時間差によって結合強度に変化が見られる現象「スパイクタイミング依存シナプス可塑性(STDP; Spike Timing Dependent Plasticity)」

ヘッブ則が唯一の原則というわけではなく、それ以外の原則も報告されており、反ヘッブ則(非ヘッブ則)とも呼ばれています。

回路が過剰に作られるとき一部が選ばれて新しいパターンを形成し、選ばれなかった回路は消滅する「刈り込み」という現象が起きることもわかっています。

特に重要なのが「恒常性の可塑性」で、回路が興奮しすぎたら抑制し、抑制されすぎていたら興奮させるようにバランスを保つ可塑性です。

まだまだ分からないことも多く、新たな研究が期待されています。

痛みと治癒


痛みは本来、器質的異常(物質的な異常)によって生まれると考えられていますが、実際器質的な異常がなかったり、痛みに関わる病変が見つからなくても痛みが発生することがあります。

椎間板ヘルニアは、椎間板が神経根を繰り返し圧迫するようになると痛みが出ます。

その痛みの領域に対応するペインマップが過敏になると、動作によって椎間板が神経に当たった時のみならず、椎間板がそれほど圧迫されていないときでも痛みを感じるようになってしまいます。

痛覚信号は脳全体に反響し、もとの刺激が消えても痛みは持続してしむことがあるのです。

※ペインマップとは、痛覚の脳地図とも呼ばれ、身体の各領域は脳マップと呼ばれる脳の処理領域によって代理されます。

またペインマップの痛みが隣接するマップへとこぼれる場合があり、関連痛などとして痛みが別の箇所に発生してしまうこともあるのです。

脳のニューロンが痛みの信号を感じやすくなったり、痛みが激化したり、慢性的になることを「痛みのワインドアップ現象」と呼んだりします。

痛みのシステムの受容体は不条理にも、発火が激しくなればなるほど鋭敏になってしまうことがあります。

器質的な異常や病変だけを治療しても治癒しない症状があるのはこのような現象が起きている可能性が高いかもしれません。

治癒(英語:heal)という言葉は、古い英語である「haelan」に由来し、治療という意味だけではなく「統一された身体にする」という意味もあります。

進化の流れからすると、まずは身体が形成された後、それをサポートするために脳が進化しました。

身体と脳は相互に作用し合い、お互いに適応し、双方向のコミュニケーションが恒常的におこなわれています。

そのため身体と脳神経系を含めて統一的に治療を行うことによって治癒につながりやすくなるといえます。

ちなみに痛み(英語:pain)の語源は、「罰」を意味するギリシア語の「poine」にあります。

慢性的な痛みは、「学習された痛み」である可能性が高いのです。

4種類の可塑性


神経学者ユーリ・ダニロフは、ポータブル神経調整刺激器(PONS)という装置を用いた治療を行なった臨床経験から「4種類の可塑的な変化」が得られると論じました。

①機能的神経可塑性・・・過剰に発火したニューロンを抑制することで短時間の特別な効果が得られる可塑的な変化です。

②シナプス神経可塑性・・・ニューロン間に新しく持続的なシナプス結合が生成される受容体の数が増えたり、電気信号が強化されたり、軸索の伝導効率が上がったりする可塑的な変化です。

③ニューロン神経可塑性・・・一ヶ月以上神経回路を活性化することによってニューロンに神経可塑性が生じる可塑的な変化です。

④システム神経可塑性・・・1年から数年を要しますが、前述の3つの可塑性が全て安定化し、新たなネットワーク基盤が出来上がった状態です。ぶり返さない位安定した神経システムが確率された可塑的な変化です。

大きな神経系の可塑性は多くの時間が必要とされますが、臨床経験から個人的には例外もあるように感じます。

恐怖条件付け学習と神経可塑性


恐怖条件付けとは、人間(動物)に本来備わっている学習による恐怖に関する条件的反応の働きのことを指します。

古典的条件付け(レスポンデント条件付)の一つです。

ネズミに音を聞かせながら電気ショックを与えると翌日から音を聞いただけですくみや硬直状態といった反応を示すようになります。

このように音と電気ショックを関連付けて学習することで危険を避けようとします。

危険な動物や生物と近い環境で暮らしてきた我々にとって危険を回避する、命を守るために重要な役割を果たしていました。

現代社会ではそのような危機・危険が日常にはありませんが、恐怖を感じる人間関係や環境、状況などを経験することにより条件付けて学習が行われ、恐怖反応を示してしまいます。

心的学習から神経系もその恐怖に伴って、関連する神経系が強化され、可塑性が起こってしまいます。

恐怖を感じやすくなったり、不安や予期不安にさいなまれたり、恐怖を感じるトリガーを認識してしまったりするのも神経的な変化がなければ実現することはできません。

身体の反応としては、すくみ反応、瞳孔散大、血圧上昇、心拍数の増加やストレス応答ホルモン放出などが恐怖反応として発現します。

強烈な恐怖や持続的な恐怖は、パニック障害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)、強迫性障害、不安障害などの原因となってしまいます。

恐怖条件付け学習が成立した後に非条件刺激(電気ショック)がない条件下で、条件刺激(音)のみを、繰り返し提示し続けると、条件刺激に対する恐怖反応が見られなくなります。

これを「消去」といいます。

消去は、反応をする必要がないことを新たに学習することにより反応が消えるのですが、条件付け記憶自体はなかなか消えないと言われています。

なぜなら消去学習が行われた後、ほかの感覚刺激等により再び恐怖反応を示す「復元」が行われたり、期間をあけたのちに同じ刺激を加えると恐怖反応を示す「自発的回復」という現象が確認されているからです。

しかし神経は可塑性を持っています。

使わなければ弱くなり、使えば強くなります。

多くの時間や努力が必要ですが、地道に神経可塑性の理論に沿いながら新たな学習をしていくことにより新たな神経系が再構築されていきます。

心理療法などの専門的なアプローチを用いるとより早く心的改善がみられるので、神経可塑性もそのように再構築されていると思われます。

脳が学習し記憶を保持する能力は、可塑性、つまり神経回路やシナプスが行動や環境などの入力に反応して変化する能力と関連している。幼若期の臨界期に現れる可塑性は、パルブアルブミン(PV)を発現する介在ニューロン(PV+細胞)の成熟とすでに関連付けられているが、その作動機構についてはほとんど分かっていない。今回P Caroniたちは、成体マウスの介在ニューロンにはPV発現レベルと関連した異なるネットワーク状態があることを見いだした。環境エンリッチメントによって低PV発現細胞の割合が増えたのに対し、恐怖条件付けでは高PV発現細胞の増加が起こった。それぞれの状態は、ネットワークに影響を及ぼす異なった生理的特性を示すように細胞を特徴付ける。これらの細胞を人為的に活性化あるいは抑制するだけで、ネットワーク状態とその根底にある構造的な可塑性を変化させるのに十分だった。これらの結果は、PV+細胞群の構成と状態に依存する学習関連可塑性機構の存在を示唆しており、これは認知機能の強化や神経防護作用を促すための治療戦略に活用できるかもしれない。

神経科学:経験で神経可塑性が変化する仕組み NATURE

実際の臨床相談では、本人が自覚していない「恐怖」が潜在的に内在している問題や悩みが根底にある場合が多く、神経可塑性の理論を知っておくことでカウンセリングや心理療法に応用できます

何よりその恩恵を受けられるのはクライエントです。

恐怖−過敏−不安のシステムと神経可塑性


恐怖を感じ、恐怖を学習すると神経は高ぶります。

要するに過敏になるということです。

ですので通常よりも不安もたくさんでてくるものです。

また不安によって強迫的傾向が強まることも少なくありません。

このような「恐怖−過敏−不安」システムが私たちには備わっています。

それは自分自身を守る自己防衛本能から生まれる働きです。

このようなシステムも人体的には神経可塑性が深く関わっていると考えられます。

このような人体の防衛の仕組みを知らないことによって、「なんで自分はこんなに不安なんだろう?」「なんでこんなに神経質になったんだろう?」と疑問を自分に投げかけ、その責任の所在を自分の心的弱さにしてしまいます

そうすることによって自責し、ますます自分を弱め、より恐怖が強く感じるようになり、より過敏に、より不安になっていく負のスパイラルに巻き込んでしまいます。

ですのでこういった仕組みがあることを知ることがまずは大切になります。

そして時間はかかるものの新たな学習をしたり、消去をおこなったりすることで神経が再編されていきます。

ノーマン・ドイジによる神経可塑性研究


「脳はいかに治癒をもたらすのか 神経可塑性研究の最前線」の著者であるノーマン・ドイジによる神経可塑性研究による治療を簡略化して紹介していきますが詳しくは著書にてご参照ください。

  • 脳イメージの視覚化(身体イメージによる治療)
  • 快感覚を用いる
  • 強化環境を用いる
  • 運動・歩行は脳や神経の衰退を防ぐ万能薬
  • 光を効果的に用いる
  • 網様体賦活系(RAS)のリセット

上記にある「強化環境」「運動」に関して、少しここで説明したいと思います。

心理学者のマーク・ローゼンツヴァイクの研究によると、オリの中で飼育されたラットより、ペットとして居間で飼育されたラットの方が脳に多くの神経可塑性的変化が生じ、多量の神経伝達物質が生産され、脳の重量と体積が増大することが研究で明らかとなりました

環境によって脳や神経系が変化するだけでなく、脳の重量と体積までも変化します。

運動はGDNF(グリア細胞由来神経栄養因子)とBDNF(脳由来神経栄養因子)を増大させることが分かっており、BDNFはニューロンを保護し、大脳基底核での神経の成長を導き、アルツハイマーの予防にもなることが最新の研究で分かっていきています。

運動は脳神経系にとっても欠かせない大切な活動です。

フェルデンクライス・メソッド


モーシェ・フェルデンクライス博士は、「心地よい体の動きが“脳”を刺激し活性化させる」ことを発見し、1940年代に一つの体系化されたメソッドを確立しました。

フェルデンクライス・メソッドは、身体に心地よい動きを通し、からだがどのように連携して動いているのかを体験することで、脳・神経系を活性化し、自然で質の高い動きと機能を身につけていくレッスンです。

現在、日本も含め世界中で活用され、レッスンが行われています。

このような活動からフェルデンクライス博士は、世界で最初の神経可塑性療法家とも言われてもいます。

フェルデンクライス・メソッドは神経可塑性を基礎に置いた療法です。

可塑性を知る上で参考になるため、そのメソッドの原理をここで紹介します。

  • 脳は新たな神経回路を形成できる
  • 脳は運動機能なくして思考できない
  • 気づきは運動を改善する鍵になる
  • 差異化は脳マップを形成する
  • 差異化は刺激が小さいほど容易にされる
  • ゆっくりとした動きは気づきの鍵になる
  • 出来るだけ無理な努力を減らす
  • 誤りを矯正せず、人を正そうとしない
  • あなたが決めず、何百年もの経験を持つ神経系が決める
  • 試行錯誤やランダムな動作を大切にする
  • 多くの運動障害や痛みは学習された習慣に由来する

アナットの「脳の可塑性−9つの原理」


アナット・バニエルは、フェルデンクライスに師事し、脳性麻痺などの子供たちに対して30年以上の取り組みを通して脳の可塑性を利用して能力を引き出すことを行ってきた神経可塑性療法家です。

アナット・バニエルの提唱する「学びのスイッチを入れる脳の可塑性−9つの原理」もフェルデンクライスメソッドと関連するところが多いですが、ご紹介します。

  1. 動き(からだ・気持ち・考え)に注意を向けること
  2. ゆっくり行うことで気づきが生まれ、脳が注意を払う
  3. バリエーションをつける
  4. かすかな力(力を抜く)
  5. 感激・感動・熱狂
  6. ゆるやかな目標設定
  7. 学びのスイッチが入るように
  8. 想像すること、夢を見ること
  9. 気づきと観察

また彼女の印象的な言葉も載せておきます。

「動きを与えることで脳が学習をはじめる」

「子供たちの脳は教えたことを学ぶというより経験したことを学ぶ」

おわりに


ここまで「神経可塑性」について説明していきました。

複雑で理解できない場合やよくわからなかったりする場合は、

「よく使用する神経は強化され、使わない神経は弱化する」

「よく使うものが使いやすくなり、あまり使わないものは使いにくくなる」

といった認識をされているといいと思います。

カウンセリングと心理療法を行っている当カウンセリングでは、この「神経可塑性」をわかりやすく説明をしながら、

なぜこのようになったのか?

なぜなかなか改善しなかったのか?

を説明することも多いものです。

「そういうことだったんだ」「だからぶり返しがあるんだ」という声をクライエントから聞くことができるのもこの神経可塑性の仕組みを体験していた経験とリンクすることができるからでしょう。

また病院の検査でわからない症状、治療を行っても改善しない慢性的な症状などで困られている方にとってこの「神経可塑性」は大きな救いになることがあります。

この理論を知り、実践を通して徐々に変化が生まれてきたときには、大きな感動と喜びが生まれます。

まだまだ解明されていないところもありますが、「神経可塑性-心理」という枠組みで捉えることにより、セッション内での効果が向上し、クライエントのカウンセリング後の人生においてよりよい結果をもたらせるものとして期待ができます。

参考文献
脳はいかに治癒をもたらすのか 神経可塑性研究の最前線 ノーマン・ドイジ著
限界を超える子どもたち 脳・身体・障害への新たなアプローチ アナット・バニエル著
病気が見える 脳神経 医療情報科学研究所 編集
学習・記憶におけるシナプス可塑性の分子機構 髙宮考悟


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記事監修
公認心理師 白石

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