過去の心理学者・臨床家・研究者の人物像や提唱された内容から今に学べることは多くあります。

ここではソロモン・アッシュと「同調」について書いていきたいと思います。

ソロモン・アッシュについて


ソロモン・アッシュ(Solomon Eliot Asch)

ソロモン・アッシュ(Solomon Eliot Asch)は1907年ポーランドの首都ワルシャワのユダヤ人家庭に生まれますが、情勢により13歳の時にアメリカへ亡命します。

ニューヨーク市立大学を卒業後、コロンビア大学で博士号を取得し、ゲシュタルト心理学で有名なマックス・ヴェルトハイマーに影響を受けます。

洞察学習で有名なヴォルフガング・ケーラーと共同研究を行い、様々な大学で教壇に立ち、スタンレー・ミルグラムなどの後進の育成にも努めました。

アッシュは、アメリカ心理学協会から功績を称えて科学賞を与えられています。

主著には、

1951年「判断の変更と歪みに対しての集団圧力の効果」
1952年「社会心理学」
1955年「意見と社会的圧力」
1956年「独立と同調性に関する研究」

などがあります。

同調


アッシュの同調実験では、正解や不正解が明らかであっても自分の周囲の人々が出す答えに同調して、自分も同じ答案してしまうものでした。

ナチスの非人道的行為の命令になぜ服従したのかという疑問に対してアッシュの同調研究が引用されました。

集団の中では一人で出す判断とは異なる判断をしてしまう傾向があり、のちにスタンレー・ミルグラムにより権威のある人物に同調しやすいことを明らかにします。

多数派に譲歩するタイプはその後もそのパターンから抜け出せず、同調せず自分の答案をしたものはその後もその傾向が続いたとあります。

また共謀者が一人では効果が薄く、3人以上になると周囲の同調が非常に強くなることも明らかになっています。

従順な被験者はみな、自分たちが同調性を示した頻度を低く見積もった

ソロモン・アッシュ(Solomon Eliot Asch)

参考文献

心理学大図鑑 キャサリン・コーリンほか著

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