過去の心理学者・臨床家・研究者の人物像や提唱された内容から今に学べることは多くあります。

ここではジャネット・テイラー・スペンスと「女性の評価(ジェンダー研究)」について書いていきたいと思います。

ジャネット・テイラー・スペンスについて


ジャネット・テイラー・スペンス

ジャネット・テイラー・スペンス(Janet Taylor Spence)は1923年アメリカはオハイオの家庭の長女として生まれました。

オーバリン大学で心理学の学士号を取得し、イエール大学時代に出会った学習理論と動機付けを研究していたケネス・スペンスと1959年に結婚します。

アイオワの退役軍人病院の研究者として勤務し、統合失調症の研究を行っていきます。

女性であったために大学でのキャリアが築くことができない彼女は、精神障害者(児)施設での仕事などを地道に行っていき、テキサス大学で職につくことができ、アメリカ心理学会の会長になりました。

スペンスは、「不安」と「ジェンダー」の分野についての研究を多く行っています。

女性の評価(ジェンダー研究)


アルバート・バンデューラは、「少年と少女が異なった振る舞いをするのは、扱われ方が異なっている」とする社会的学習理論を発表し、ヘルムライヒとアロンソンは「男性には能力がない方よりも能力がある方の人間を好む傾向がある」ことを研究によって明らかにしています。

不安の研究を行っていましたが、1970年代の女性解放運動などによりスペンスもジェンダー問題に強い関心を持つようになります。

女性の役割と態度を評価しようとするスペンスの研究では、研究者の予想とは異なり、相対的に能力の劣っている女性よりも有能な女性を好み、男性的スタイルで有能である女性が最も高く評価されました。

保守的な被験者でさえそう評価したようです。

この研究によりジェンダー研究に貢献しておりますが、後史として心理学者アリス・イーグリィの研究では、「伝統的に男性的なリーダーシップを発揮する女性は否定的に評価される」傾向があることを発表しています。

参考文献

心理学大図鑑 キャサリン・コーリンほか

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