過去の心理学者・臨床家・研究者の人物像や提唱された内容から今に学べることは多くあります。

ここではロジャー・ブラウンと「フラッシュバルブ記憶(メモリー)」について書いていきたいと思います。

ロジャー・ブラウンについて


ロジャー・ブラウン(Roger Brown)

ロジャー・ブラウン(Roger Brown)は1925年アメリカのデトロイトに生まれました。

大恐慌の影響を大きく受けながら成長していき、第二次世界大戦中には海軍の少佐を務めます。

戦後は大学にて心理学の学位と博士号を取得し、ハーヴァード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)などで教壇に立ちながら記憶に関する研究を行っていきます。

アメリカ科学アカデミーたアメリカ心理学会などから数々の賞を授与され、社会心理学と言語発達、記憶においての研究で多くの功績を残しています。

フラッシュバルブ記憶(メモリー)


ジョン・F・ケネディ暗殺事件やキング牧師の銃殺など文化的重要で強い情動を持つような事件に関して永続的な記憶が作られることにブラウンは注目しました。

記憶の曖昧さや誤った記憶をしやすいことが多い中で、このような衝撃が強い出来事に関しては非常に記憶の定着がよく、事細かに記憶が呼び覚まされることが研究により明らかになります。

これらの記憶を「フラッシュバルブ記憶(メモリー)」とブラウンとジェームズ・クリックは呼び、その特徴として、

①完全である
②鮮明である
③正確である
④忘れにくい

という4点を挙げています。

※フラッシュバルブという水道のバルブは、一定量の水が流れると自動で止まる機能を持つ自閉式バルブです。

この記憶は、長期的に正確に保持されるとブラウンらの提言より言われておりましたが、その後の研究で正確性は高いが、普通の記憶と共に記憶が薄れていくこともウルリック・ナイサーの研究により明らかになっています。

参考文献

心理学大図鑑 キャサリン・コーリンほか

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