過去の心理学者・臨床家・研究者の人物像や提唱された内容から今に学べることは多くあります。

ここではフランソワーズ・ドルト「児童の精神分析と無意識への理解」について書いていきたいと思います。

フランソワーズ・ドルトについて


フランソワーズ・ドルト

フランソワーズ・ドルト(Francoise Dolto)は1908年パリに生まれたフランスの精神分析家です。

中産階級の家庭で主に乳母に育てられ、保守的な教育を受けて育つなど幼少期には苦難が多かったようです。

親の反対を押し切り哲学を学び、看護師の資格を取得します。

フロイト派の精神分析家ルネ・ラフォルグに見出され、パリ大学で医学を学び、トゥルーソー病院で治療を行っていきます。

無意識の研究で有名なジャック・ラカンに師事し、パリ精神分析協会のメンバーに就任しています。

プライベートでは1942年に新たな理学療法を試みるボリス・ドルトと結婚し、1979年に子供達のために「グリーンハウス」を創設します。

児童の精神分析と無意識への理解


ドルトは、自分がかつて子供出会ったのにもかかわらず大人になると子供を理解する能力を欠けることなど児童の心理への理解について深い興味を持ちました。

伝統的な教育は、子供の可能性やユニークな個性を押し殺すこともあり、それをドルトは痛烈に批判しました。

子供への教育は、子供自身に個人的な資質を探求する自由を認めることが大事であると提言しました。

そして子供への理解として、

・子供もひとりの立派な人間であること
・子供の外見や表現には意味があるということ
・子供の描く絵は自分の身体の状態を報告するものであること
・子供は思春期で脱皮するときに脆弱で内向きになったり、攻撃的になる「ロブスターコンプレックス」という状態になること

などを挙げています。

子供の人権と個性、可能性を尊重することと同時に子供を理解することの大切さを提唱しました。

最後にドルトの名言をひとつ紹介します。

私たちは子供の世話をするが、その子がこれからどんな人生を歩むかは何一つ知らない

フランソワーズ・ドルト(Francoise Dolto)

参考文献

心理学大図鑑 キャサリン・コーリンほか

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